NEW!
ロケハンの出来事

2012年、2月下旬。今まで後回しになっていたロケハンが始まった。ロケ地はもとから長野県佐久市でやろうという話で進んでいた。その理由は以前、監督が登山に行った帰りに佐久市を通り浅間山、他山々に囲まれた風景と、都心にはない透き通った光が気に入ったという事でプロットの時から佐久市ロケーションの設定で書かれていた。事実、佐久市は標高700mの高原都市で、年間の日照時間が二千時間近くあり、晴天率が日本一であるから雨天中止はないし、地上と天空の距離が近くて空気が澄んでるからか星が本当に大きくてキレイ。「星に一番近い町」というキャッチフレーズは本作にも出てくるのですが実際に町中にあった看板のフレーズでもある。安易な言い方ですが自然の中に人と町があるって感じなのです。けど、最初は不安材料もあった。町の人たちが閉鎖的で撮影に全く協力的じゃないというお声。そうは言っても4月頭にはクランクインですから、始まった途端にもう時間的にはがんじがらめ。そんなお声は聞かなかった事にしてみますが晴天率日本一の町に気持ち曇りめで乗込みます。まずは市役所の方たちから…腰が低くてとっても心ある対応、あれ?市役所を窓口に紹介された方たち…心あるを通り越して厚かましいほど親身な対応、あれれ?工場を貸してくれた社長に限っては…何でもします!もう協力じゃなくて契りです。そんな訳でどこからか聞こえてきたお声は全くの嘘で、飲食店から通行人まで晴天率と同じで晴れ晴れとした明るい人たちだったのです。